継体天皇の宮跡をめぐる旅(2)
今回は、継体天皇の宮跡から千五百年前に即位式が行われた樟葉宮(くずはのみや)についてご紹介しましょう。
樟葉宮については、現在の大阪府枚方市楠葉丘2丁目19の1にある交野天神社奥の林の中にある貴船神社付近が、推定地とされています。
交野天神社(かたのてんじんしゃ)は、桓武天皇が長岡京へ遷都したときに神事を行った所でもあります。このため、神社へ入る鳥居の所にこの事が掲示されています。
さて、住宅街の道路から塀の上に小さな入口案内看板とクリーニング店がある路地へ曲がると車2,3台が止まれる広場があり、その奥に鳥居が見えます。
一の鳥居をくぐり、うっそうとした林を進むと途中に七福神と書かれた石が傍らに置かれています。由縁はわかりませんが、そこを過ぎると道が左に曲がり二の鳥居の奥に本殿が見えてきます。
本殿の右側に小道が続き、その奥によりうっそうとした林の中へ入っていきます。周りは住宅街や中学校がありますが、この林の空間だけは薄暗く周りとは隔絶した感じがします。50mほど進むともう一本の小道とつながり、そこに「継体天皇の即位した樟葉宮がこのあたりである」との説明看板と石柱があります。 そして小高い丘の上につづく石段を登ると貴船神社があり、ここにも石柱があります。
帰りは、もう一本の小道を通って林を抜ける所に鳥居があり、住宅街に通じる路地があります。ここを左に行くと一の鳥居がある広場へ戻ります。
以上が交野天神社の一周コースです。時間にして15分ぐらいです。
交野天神社への交通アクセス
交野天神社(大阪府枚方市楠葉丘2丁目19-1)
京阪電車のくずは駅で下車し、くずは2番のりばから「くずは丘コミュニティバス」で「市民の森」行きバスに乗り「市民の森」下車、樟葉中学校横を通り徒歩約5分ぐらいです。
車の場合、山の斜面に市街地が広がり、計画的に道路整備がされないまま住宅地化したために車一台がやっと通れるような路地がたくさんありますので、注意が必要です。かならず、道路地図をもって来てください。
交野天神社は斜面に広がる住宅地の上部、枚方市と八幡市の市境付近にありますので、八幡市側の「西山和気交差点」付近から入る方が便利かもしれません。
「西山和気交差点」を樟葉方面に下り、最初の小さな交差点(歯科医院・民家と洋菓子店との間の道路)を左に入り、道なりに進み突きあたりの三叉路を右に折れ、約200mぐらいのところにあります。
参考までに交野天神社付近の概要地図を付けます。
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