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2007年3月25日 (日)

石棺の故郷(1) 二上山 (大阪府太子町)

継体天皇の真の陵墓と言われる「今城塚古墳」の発掘調査において三種類の石棺石材が発見されました。
その中の一つが「二上山白石」と言われるものです。

Inariyamakamokohun44 この石材は継体天皇の生まれ故郷、滋賀県高島市安曇川町にある「稲荷山鴨古墳」の石棺としても使用されています。





二上山(にじょうざん)は奈良県香芝市・葛城市と大阪府太子町の県境にある山で雄岳(517m)と雌岳(474m)の二つの連なる頂からなり、山麓にある穴虫峠や岩屋峠および竹内峠は古くから大阪と奈良を結ぶ交通の要所でした。
この内、雄岳には葛城坐二上神社と天武天皇の悲運の皇子「大津皇子」の陵墓があります。

さて、「二上山」周辺は凝灰岩や石英安山岩が露出していて古墳時代から中世にかけての石切場の跡が点在しています。

Donturubo11 この中で「穴虫峠」近くにある「屯鶴峯(どんづるぼう)」は大規模に凝灰岩が露出した奇景が広がっています。




Botandou11 また、「穴虫峠」を太子町側に下った溜め池手前の府道703号から近鉄南大阪線の土手にある斜めの小道を上り、小さな踏切を渡った山麓には「牡丹洞」と呼ばれる石切場跡があります。
そして府道を挟んだぶどう畑周辺の中にも古代の石切場跡が在るそうです。

一方、「穴虫峠」とは二上山を挟んで反対側にある国道166号(通称竹内街道)にある「竹内峠」を太子町側に下った右側にある「釣り堀」近くの山腹には「鹿谷寺跡」があります。
Sikadaniziato22 ここは古代の石切場の跡に奈良時代に造られた石窟寺院が在ったとされ、高さ5mの十三重塔や石窟があります。




Iwaya33 また、「鹿谷寺跡」の山上部にある「岩屋峠」下にも「岩屋」と呼ばれる石窟寺院跡が在ります。




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その他、太子町内には、「継体天皇」の孫にあたる「欽明天皇」の子供たち「敏達」「用明」「推古」の各天皇の陵墓および曾孫にあたる「聖徳太子」の陵墓が在ります。

太子町については下記地図をご参照下さい。
聖徳太子陵墓へは
近鉄大阪線 上ノ太子駅下車約1.5キロ

穴虫峠へは
近鉄大阪線 上ノ太子駅または二上山駅 約2キロ
JR和歌山線 香芝駅 約4キロ

車では
阪和道美原太子線 太子インター
国道166号

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