継体天皇が眠る「今城塚古墳」
「今城塚古墳」は第26代「継体天皇」の真の陵墓ではないかと言われている古墳です。
この古墳は6世紀前半に築かれた淀川流域最大の前方後円墳で、大阪府高槻市郡家新町にあります。
天皇陵墓とされていなかったために荒廃していましたが、高槻市によって発掘調査や整備が行われてきました。
そして10年間の発掘調査と7年間の整備工事が終了し、古墳公園と古代歴史館を併設した「いましろ大王の杜」(無料)として一般に公開されました。
墳丘は一部整備修復されましたが、崩壊した墳丘と自然に生えた樹木は以前のままです。
また、内濠は一部に水が入れられていますが大半が芝生広場として整備されました。
内濠を囲む内堤には埴輪祭祀場が再現されています。
併設された「今城塚古代歴史館」には、三島古墳群の概要と今城塚古墳の調査出土品・復元石棺などが展示されています。
「今城塚古墳」に葬られたと言われる「継体天皇」は、今から1500年前「日本書紀」によれば西暦511年10月に「樟葉宮」(大阪府枚方市)から「山背筒城宮」(京都府京田辺市)へ遷都したとされています。
アクセス
JR京都線 摂津富田駅 徒歩30分
市営バス「今城塚古墳前」又は「氷室」
参考資料
高槻市「いましろ大王の杜」パンフレット